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第95話「疑惑」 The Drumhead

 スタートレックをTNGを視ていたら意外に面白かった。原題"drumhead"の意味。単純には"太鼓の皮"だが"drumhead court‐martial"で戦時軍法会議なので"drumhead"は略称かもしれない。形容詞としては略式、即決(裁判)示すのか。
 別に宇宙を舞台にする必要はないエピソードで調べたら評価が高い、人気のエピソードだった。語られているテーマは乱暴に言うと「正義の看板を掲げて、無茶いうヤツに気をつけろ!」ということだろう。21世紀の日本でも正義を掲げてヒトを殴りたがってる連中は元気が良い。しかし、それ以上にピカート艦長が言うように自分自身に注意すべきなんだろうな。

「昔は良かった」病

パオロ・マッツアリーノの最新刊。タイトルを読めばだいたい中身の見当がつくよね。とくに面白かったのが第11章”ありのままの敬老の日”。あの有名だった医師会会長の武見太郎が急激な高齢化による社会保障の危機を当時の厚生大臣に強く訴えていたのは初耳。やはり非凡な人だったのだな。第11章に限らず地道な資料の読み込みから見えてくる「昔」の実態。この辛島町も半世紀前は結構ワイルドというかローターリーで女性が強姦されてたとか聞きますもん。日本に限らず「衣食足りて礼節を知る」というのが本当のところなんだろうな。

キャベツの常夜鍋

久住昌之の本を読んでいたら常夜鍋をキャベツで作っていた。普通、常夜鍋はほうれん草とか小松菜ではないか。「ほうれん草の地方もあるようだけど」って書いているけどキャベツ常夜鍋って関東はそうなのか?確かにほうれん草ではちょっと灰汁が出る。何か加熱の仕方が悪いのか、ほうれん草の選び方に問題があるのかと悩んでいたがキャベツなら上手くいきそうだな。何だかアッサリしたもつ鍋の様な気がしてきた。寒くなったら、やってみよう。

攻殻機動隊 新劇場版

レイトショーで観てきました。「Arise」になって設定が弄られ過ぎていて違和感がありましたが、上手にオチがついたかなぁと、いったところでしょうか。セリフがチョット耳に触る(不快)キャラがいたけどEXAILのメンバーが声を当ててるんですよねー。宮崎駿じゃあるまいし止めてほしかったな。音楽もS.A.C.の菅野よう子が良すぎたのでコーネリアスが霞んでしまった。でも攻殻機動隊25周年記念作品という事はオレの人生の半分が攻殻かよっ!て驚いた。

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