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文芸別冊 辻静雄

 河出書房から「辻 静雄」のムックがでていた。むかし、「銀河鉄道999」では分厚いステーキに主人公が齧りついていたが、当時の特別な「御馳走」のイメージってアレだった様な気がする。その後、バブルと呼ばれる時代に分厚いだけのステーキが必ずしも贅沢かつ上等な「御馳走」では無い事を知った。当時のグルメブームも今思えば、かなり気恥ずかしいモノであったな。しかし、あの時代が無ければ日本の料理文化も紛い物だらけで熟成できなかっただろう。必ずしも悪い事では無かった様に思うんですね。辻静雄はバブルをどう考えていたのかな。連休の読書はこれにします。

虐殺器官

評判が高く、数年前に作者が39才で亡くなった「虐殺器官」を今頃読む。ああ、成る程これは面白い。(小説を読むの数年ぶりで、最後は「星を継ぐもの」だったかな?)虐殺を引き起こす「虐殺器官」が特定のフレーズで構成される言葉であるというオチだけどこれをアニメ化するのか!原作よりアニメの方が出来が良い事もあるけど、この作品の映像化は想像もつかないな。ちょっと劇場版「パトレイバー2」を思い出しました。

Appreciation

槙原敬之の「Appreciation」という歌は原発推進ソングとして非難を受けていたらしい。歌詞確認したけど正義の御旗を掲げる人間に対する皮肉には聞こえるが原発推進している様には見えないね。「世界に一つだけの花」はハッキリ嫌いで、槙原敬之の歌には興味が全く無かったが、安易な反原発を掲げる歌い手が多い中チョッとかっこ良いぞ!と思いました。当時、この歌に反発した人はまだ、怒ってるのかねぇ。正義を掲げる人間には要注意だと思いました。

突破口!

 昨日、TVを観てたら「突破口!」をやっていた。あまりにも画面がきれいなので最近のTVドラマかと勘違い。たしか、モノクロ映画だった様な気がするがクリアなカラー映画になっていたので驚いた。この映画では死んだ妻の身元を隠すため、妻のカルテが残る歯科医院に忍び込んで妻の治療記録を破棄するシーンが印象に残っています。日本だと保険の関係でキッチリした資料を残すのが難しいのだけどね。

 今日は大和が撃沈された日で、ダライ・ラマ法王が来日されたようです。ネットはいろんな事をお知らせしてくれますよね。

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